Eagleのライブラリ:既存シンボルを編集して新規シンボルを作成

前回の記事で、自分のライブラリにデバイス”AD711″をコピーしました。今回は、コピーした”AD711″の回路図シンボルを元に、新規シンボルを作成していきます。

既存デバイスを利用して、新規デバイスを作成する手順、
(1)類似デバイスをライブラリにコピーする
(2)類似デバイスのシンボルを編集して新しいシンボルを作成する
(3)類似デバイスのパッケージを編集して新しいパッケージを作成する
(4)新規デバイスを作成して上記のシンボルとパッケージを登録する
の(2)の作業という事になります。

新規シンボルの作成

まずライブラリに新規シンボルを作成します。”OP07CP”のシンボル名を”OP_OP07CP”として作成してみましょう。

ライブラリ編集ウインドウの上部にある”Symbol”ボタンをクリックします。
eagle_lib_symbol_1

メニューが表示されます。
eagle_lib_symbol_2

“New”欄に新規作成するシンボル名”OP_OP07CP”を記入して”OK”ボタンをクリックします。
eagle_lib_symbol_new_1

新規シンボルを作成するか確認されます。”Yes”ボタンをクリックしてシンボルを作成します。
eagle_lib_symbol_new_2

元のデバイスのシンボルをコピーする

次に元のデバイスのシンボルを開きます。ウインドウ上部の”Symbol”ボタンをクリックします。
eagle_lib_symbol_1

コピー元のデバイス”AD711″のシンボル”OP_OFFSET+-VS”を選択して”OK”ボタンをクリックします。
eagle_sym_select_1

シンボル編集ウインドウの左側にある”Copy”ボタンをクリックします。
eagle_lib_sym_copy_1

次にウインドウの左側にある”Group”ボタンをクリックします。
eagle_lib_sym_group_1

マウスをドラッグして、シンボル全体を選択します。
eagle_lib_sym_group_2

選択終了後、コピーのモードに自動的に戻ります。
eagle_lib_sym_copy_1

この状態でグループ化されているシンボル上で右クリックするとポップアップメニューが表示されるので、”Copy: Group”を選択します。
eagle_lib_sym_copy_3pls

これでシンボル全体がコピーできました。再度、コピー先のライブラリに戻って作業します。

新規作成したシンボルに元のシンボルをコピーする

ライブラリ編集ウインドウの上部にある”Symbol”ボタンをクリックします。
eagle_lib_symbol_1

コピー先のシンボル”OP_OP07CP”を選択して、編集画面を開きます。
eagle_lib_sym_copy_4

ウインドウ左側にある”Paste”ボタンをクリックします。
eagle_lib_sym_copy_5

コピーしていた”AD711″のシンボル全体がペーストされます。
eagle_lib_sym_copy_6

コピーしたシンボルを編集する

コピーしたシンボルを編集して仕上げていきます。ピン名やテキスト名の変更は、”info”ボタンをクリックした後、編集したいオブジェクトをクリックします。
eagle_lib_sym_pin_info_1

ピン設定のメニューです。
eagle_lib_sym_pin_info_2

テキスト設定のメニューです。
eagle_lib_sym_pin_text_1

ボード図同様、グリッドの間隔を調整できます。
eagle_lib_sym_grid_1

ボード図同様、”Move”コマンドでピンやテキストを適した位置に移動します。
eagle_lib_sym_move_1

調整が終了したらシンボル完成です。
eagle_lib_symbol_ok

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