Flash MagicでLPC1114にhexファイルを書き込む

前回の記事では、LPCXPresso IDEでhexファイルを生成する方法をご紹介しました。今回は、そのhexファイルをFlash Magicで書き込む場合のハードウエア設定を説明していきたいと思います。大きなプログラムでも、LPCXpresso IDEの制約を受けずに書き込みを行う事ができます。

まず以下のようなハードが必要になります。
・Flash Magicをインストールしたパソコン
・USBシリアル変換モジュール
・LPC1114が搭載された基板(LPCXPressoなど)
LPCXpressoの場合は、LPCLinkとLPC1114ターゲット基板を分離しておきましょう。

USBシリアル変換モジュールとLPC1114を次の様に配線します。

USBシリアル — LPC1114
TXD —1kΩ抵抗— RXD
RXD —1kΩ抵抗— TXD
3.3V ————- 3.3V
GND ————- GND

LPC1114のPIO0_1(FT/GPIO)はGNDにプルダウンします。これでシリアル書き込みモードが有効になります。
またUSBシリアル変換モジュールの未使用端子は、念のため次のように結線しておきます。
DTR# — DSR# — DCD#
RTS# — CTS#

以上でハードウエアの設定は終了です。LPCマイコンの型番が違う場合は、上記のPIO0_1に相当するピンを調べ、そのピンをGNDにプルダウンします。これで、Flash Magicで、ターゲットマイコンの種類、クロック、hexファイルを指定して書き込みを行う事ができます。

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