LPCXpresso IDE インテルhexファイルの生成

前回の記事では、NXPセミコンダクター社のマイコン書き込みツールであるFlash Magicのインストールについてご紹介しました。ところがLPCXpresso IDEでは、デフォルトの設定では、axfフォーマットのファイルしか生成されません。Flash Magicでサポートしているインテルhexフォーマットのファイルを生成するには、ビルドの設定を変更する必要があります。

まず対象のプロジェクトを選択して右クリックしてメニューを出し、Propertiesを選択します。

hex_gen_1

Properties for “プロジェクト名”のウインドウが表示されます。ウインドウ内の左側のメニューのC/C++ Build -> Settingsを選択した後、Build Stepsタブを選択します。
hex_gen_2

Build StepsタブのPost-build StepsのCommanndの最後に、hexファイル生成する下記のコマンドを追加します。

arm-none-eabi-objcopy
-O ihex ${BuildArtifactFileName} ${BuildArtifactFileBaseName}.hex;

実際は改行はありません。全体としては、
arm-none-eabi-size ${BuildArtifactFileName}; arm-none-eabi-objcopy -O
binary ${BuildArtifactFileName} ${BuildArtifactFileBaseName}.bin ; checksum -p ${TargetChip} -d ${BuildArtifactFileBaseName}.bin
arm-none-eabi-objcopy
-O ihex ${BuildArtifactFileName} ${BuildArtifactFileBaseName}.hex;

となります。これで、hexファイル生成の設定は完了です。

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