今回は、Atmel Studioで開発をしていく上で役立つ開発リソースを紹介したいと思います。
開発リソース
Atmel Studioでの開発を円滑に進めて行く上で役立つリソースとしては、主に以下の物が挙げられます。
(1)データシート
(2)アプリケーション・ノート
(3)Atmel Software Famework
このうち、データシートやアプリケーションノートは、旧来の文章タイプのリソースとなります。これらは、Atmel社のサイトで提供されていますので、例として、ATmega328Pのリンクを貼っておきます。
上記リンクの製品ページには、「ドキュメント」のタブがあり、ここでデータシートやアプリケーションノートといった文章タイプの開発リソースが入手できます。なおデータシートは、要約された”Summary”と完全な”Complete”の2種類があり、開発を進めて行く上では、”Complete”も必ずダウンロードしておく事をお薦めします。
もう一方のAtmel Software Framework(ASF)ですが、こちらは、Atmel Studioから直接アクセスして、利用するスタイルになります。ASFは、Atmel社が提供するソフトウェア・ライブラリーで、実行可能なサンプル・プロジェクト、ドライバ等の設計リソースで構成されています。ASFは、比較的最近に始まったサービスであるせいか、Webに使い方などの情報は、あまり多くありません。
まとめ
以上、Atmel Studioで開発を行っていく上で役に立つ開発リソースについて紹介してきました。Atmel Software Framework(ASF)については、記事「サンプルプロジェクトの入手」で、基本的なサンプル・プロジェクトの利用方法を取り上げていますが、別の記事も検討中です。内容としては、Atmel社の販売しているデモボード以外でも、ユーザー・ボードとして設定する事で、ドライバなどのリソースを利用する事が可能ですので、その手順が中心になる予定です。Atmel社の今後のサポート充実度いかんでは、(特に過去の開発資産を有していない方には)ASFをベースにした方が有利になる可能性がありますので、今後、順次フォローしていきたいと考えています。
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