LTspice入門:Mac版でのraw(波形)ファイルのデータ圧縮設定

LTspice Mac版のシミュレーション波形のデータ圧縮設定について解説します。

シミュレーション実行後、その波形データは、回路図ファイルと同じディレクトリに、.rawファイルとして保存されます。このデータは、デフォルトで圧縮されており、レンジが大きくなると微小な信号波形は、影響を受けて変形されます。データ圧縮は、コントロールパネルのWaveformsタブにあるEnable Compressionメニューで設定する事ができます。

(Control Panel/Waveforms)
raw_comp_mac_1

Enable Compressionメニューで、Noneを選択するとデータ圧縮を解除する事ができます。

(Control Panel/Waveforms: Enable Compression)
raw_comp_mac_2

また、回路図中に次のオプションを記述する事でも、データ圧縮を解除する事が可能です。

.options plotwinsize=0

ただし、長時間の過渡解析などの場合は、データが何倍も大きくなる事に注意が必要です。

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