前回の記事で、CAMソフトにNCVCを使用する場合のレイヤ設定を取り上げましたが、今回は非常に簡単な設計図面を例にして、実際の設計について説明していきたいと思います。
設計する部品の仕上がり図面は以下の様なものを想定しています。
ここで加工原点を左下に設定します。ORIGINレイヤで円を描画すると、NCVC側では円の中心を加工原点と判断します。
使用する工具は、ΦD=2mmの一種類を想定します。中心の大き目の穴は、削って穴加工する様にらせん状の軌跡を描いています。
上記の切削軌跡は、いずれもΦD/2だけ、図面の仕上がり形状になる様にオフセットしてあります。また4隅の2㎜径の穴は、点データで穴加工する設定にしています。これは使用する切削工具の径が2mmだからです。切削関連のデータは全て、CAMレイヤで作図します。
次回以降、CAMソフトとして使用を想定しているNCVCの使い方も説明していきたいと思います。
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