Atmel社のマイコン開発環境、Atmel Studioのインストールは難しい設定がなく、アクティベーションが不要な点では簡単ですが、インストール先の環境によっては、非常に時間がかかります。
USBドライバのインストール
Atmel Studio本体のインストールに先立って、USBドライバ群がインストールされます。使用環境によっては、これから紹介するAtmel USB Driver Packageに加えて、Jungo USB Driver(Jungo Cnnectivity)も導入される場合もありますが、指示に従ってインストールしていけば問題なく終了します。
まず、ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして起動します。
(Atmel Studio 6.2 Install File)
“InstallShield Wizard”が起動します。”Atmel USB Driver”のインストールがペンディング中と表示されていますので、”Install”ボタンをクリックします。
“License Agreement”が表示されるので内容を確認の上、”I agree to the license terms and conditions”にチェックを入れて、”Install”ボタンをクリックします。
(Atmel USB Driver Package Setup: License Agreement)
“Atmel USB Driver Package Setup”が始まります。
(Atmel USB Driver Package Setup: Setup Progress)
インストール時は、他のステータスバーも表示される事があります。またMS-DOSのウインドウも何回か開く場合がありますが、特に対応する必要はありません。
USBドライバのインストールが終了すると、”Setup Successful”のメッセージが表示されます。
(Atmel USB Driver Package Setup: Setup Successful)
インストールするパソコンの能力にも左右されますが、それなりに時間がかかります。暫く応答がないくらいの場合もありますが我慢して待ちましょう。
Atmel Studio本体のインストール
続いて自動的に、Atmel Studio本体のインストールが開始されます。
“Welcome”メッセージが表示されるので、”Next >”ボタンをクリックします。
“License Agreement”が表示されるので内容確認後、”I accept the terms of the license agreement”にチェックを入れて、”Next >”ボタンをクリックします。
“Target directory selection”が表示されるので、任意のディレクトリを指定して”Next >”ボタンをクリックします。なおデフォルトのディレクトリのままでも特に問題はありません。
“Summary”が表示され設定内容の最終確認ができます。問題なければ、”Next >”ボタンをクリックします。
Atmel Studioのインストールが開始され、”Setup Status”が表示されます。インストールするパソコンにも左右されますが、こちらもそれなりに時間がかかります。
インストールが終了すると、”Installation completed”のメッセージが表示されます。C言語関連の拡張子を持つファイルを、Atmel Studioと関連づけるかどうかのチェックボックスがあるので、必要な場合はチェックを入れます。
なお通常はチェックが入っていないデフォルトのままで支障ありません。”Finish”ボタンをクリックしてインストール作業は終了です。
Atmel Studioをインストールすると、デスクトップ上に、てんとう虫のアイコンが加わります。
AVR Studioの時代から、Atmelマイコン開発ツールのマスコットは、てんとう虫です。昔は味のある2Dの絵でしたが、Atmel Studioでは、3Dでリアルなてんとう虫になっています。
機能面では、Visual Studioベースなので、統合開発環境として申し分ありません。しかしながら、だいぶ重くなっている事は確かでしょう。インストールも時間がかかります。
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