Eagle Ver.7でのボード図作成方法について解説します。
回路図からのボード図作成
Eagle Ver.7では、回路図からボード図の雛形を生成する事ができます。ここでは、次の回路に対応するボード図を作成してみます。
回路図ウインドウの上部にあるGenerate/switch to boardボタンをクリックします。
対応するボード図(.brd)ファイルがないので、回路図から自動生成するか聞かれます。Yesボタンをクリックして先に進みます。
ボード図が自動生成されます。白い線の枠が基板の外形で、部品が枠の左側に配置されています。
部品を移動し、基板エリアに配置しボード図の設計を始めていきます。
フォアード・アノテーションとバック・アノテーション
Eagle Ver.7には、フォアード・アノテーションとバック・アノテーションの機能があります。
フォアード・アノテーション:回路図の変更、修正がボード図に反映されます。
バック・アノテーション:ボード図の変更、修正が回路図に反映されます。
アノテーション機能により、回路図あるいはボード図での変更が他方にも反映されます。ただし注意が必要なのは、回路図とボード図の両方のウインドウを開いておく必要がある事です。なお、回路図あるいはボード図のみを開いている状態では警告が表示されます。次の図は、ボード図を閉じた状態での回路図の表示例です。
(F/B Annotation has been severed!)
F/B Annotation has been saved!と警告が表示されていて、アノテーションの状態が、ボード図を閉じた時点で保存されたことを示唆しています。この状態で、回路図を変更するとボード図に反映されないので注意しましょう。
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