Eagle 7 Mac版でガーバーデータとドリルデータを作成する方法について解説します。
設定ファイルの入手
基板製造業者によって細かい仕様が異なりますので、試作を予定している業者が提供しているEagle用設定ファイルを入手しましょう。
ここでは、P板.comを一例として説明していきたいと思います。P版.comは国内のプリント試作サービス業者で、過去の記事でも取り上げていますので、P板.comでのプリント基板試作に興味がある方は、そちらも合わせてご覧ください。
P板.comで必要な設定ファイルは、次の2つになります。
・gerb274x[2L].cam:P板.comで配布
・excellon.cam:Eagleにデフォルトで付属しているファイル
gerb274x[2L].camは、次のリンク先にあるのでアクセスしましょう。
P板.com:ガーバーデータ出力方法「EAGLE」
ガーバーデータの作成
製造業者が提供している設定用のCAMファイルを入手できたら、ガーバーデータの作成をおこないます。細かい設定や注意事項は基板製造業者が提供している情報に従います。
ボード図ウインドウの上部にあるCAM Processorボタンをクリックします。
CAM Processorのウインドウが表示されます。
Application BarのFile→Open→Job…を選択します。
使用するCAMファイルを指定します。ここでは、例としてgerb274x[2L].camを指定しています。
Process Jobボタンをクリックします。
Eagleのプロジェクト・ディレクトリに生成されたガーバーデータが追加されます。
以上でガーバーデータの作成は終了です。
ドリルデータの作成
Eagle Ver.7でのドリルデータの作成もガーバーデータと同様に、ボード図ウインドウの上部にあるCAM Processorアイコンをクリックしておこないます
CAM Processorのウインドウが表示されます。
Application BarのFile→Open→Job…を選択します。
使用するドリル用のCAMファイルを指定します。ここでは、例としてインストールディレクトリ/camにあるexcellon.camを指定しています。
Process Jobボタンをクリックするとドリルデータが生成されます。
ウインドウを閉じる際、camファイルの変更を保存するか聞かれますが、Noを選択してウインドウを閉じます
ガーバーデータに加えて、
.dri:ドリルリストのファイル
.drd:ドリルデータのファイル
が生成されているのが、Eagleのプロジェクトディレクトリで確認できます。
以上でドリルデータの作成は終了です。
必要なファイルをまとめる
基板製造業者の提供している情報に従って以下のファイルをまとめて圧縮ファイル等にします。
・生成したガーバーデータ
・生成したドリルデータ
・基板製造業者が指定する資料、ファイルとデータの説明等
製造業者によって仕様が異なるので、サポートページなどで良く確認しておきます。
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