LTspiceのコントロールパネルでは、様々な設定を行う事ができます。コントロールパネルには、9つのタブがあり各カテゴリの設定メニューがありますが、今回は、Drafting Optionsタブについて取り上げていきたいと思います。
コントロールパネルは、アイコンかメニューのTool→Control Panelから開きます。なお、アイコンやメニューについては、記事「LTspice入門:インターフェース」を参照して下さい。
コントロールパネルのDrafting Optionsタブは、次の様な画面となっています。
(Control Panel: Drafting Options)
Allow direct component pin shorts[*]
このオプションにチェックを入れて有効にすると、部品の端子を短絡する様な配線をする事ができます。デフォルトでは、このオプションは無効で、自動的に短絡状態が修正されます。
Automatically scroll the view
このオプションにチェックを入れて有効にすると、回路図中でマウスをドラッグする際に、対象を回路図領域から出る方向へ移動しようとすると、回路図が自動的にスクロールします。
Mark text justification anchor points
このオプションにチェックを入れて有効にすると、部品名、値、コマンド等の文字列に白抜きの丸印のアンカーポイントが表示されます。デフォルトでは、アンカーポイントは表示されません。
Mark unconnected pins
このオプションにチェックを入れて有効にすると、未接続のピンにマーカーが表示されます。
Show schematic grid points
このオプションにチェックを入れて有効にすると、回路図を開いた時、グリッドのポイント(ドット)が表示されます。
Orthogonal snap wires
このオプションにチェックを入れて有効にすると、Wireの配線描画の曲がり角が直角になります。
Ortho drag mode[*]
このオプションにチェックを入れて有効にすると、ドラッグ方向が水平と垂直のみになります。
Cut angled wires during drags
このオプションにチェックを入れて有効にすると、垂直、水平以外の線をドラッグする際、配線をドラッグした箇所が折れ曲ります。チェックを入れずオプションを無効にすると、斜め線は、折れ曲がらず切断され並行移動します。
Un-do history size
Un-do(元に戻す)を行える回数を指定する事ができます。デフォルトは、500回です。
Draft with thick lines[*]
このオプションにチェックを入れて有効にすると、配線が太線で表示されます。
Show Title Blocks[*]
このオプションは、Linear Technology社用のオプションで、通常デフォルトのままにしておきます。
Reserve Mouse Wheel Scroll[*]
このオプションにチェックを入れて有効にすると、マウスのホイールボタンによるズームイン・アウトの設定方向が逆転します。
Font Properties[*]
以下は、フォント関連のオプション設定です。
List
リストからフォントを選択する事ができます。Arial、Arial Narror、Courier New、Tahoma、Times New Roman、Verdanaが用意されています。
Size[*]
このメニューでは、回路図中のフォントサイズを指定する事ができます。
Bold[*]
このオプションにチェックを入れて有効にすると、フォントが太字になります。
Color Scheme[*]
このボタンをクリックすると、回路図、波形プロット、ネットリストの色設定のメニューが表示されます。
Hot Keys[*]
kのボタンをクリックすると、ホット・キー(ショートカット)の設定メニューが表示されます。
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