LTspiceのコントロールパネルでは、様々な設定を行う事ができます。コントロールパネルには、9つのタブがあり各カテゴリの設定メニューがありますが、今回は、Netlist Optionsタブについて取り上げていきたいと思います。
コントロールパネルは、アイコンかメニューのTool→Control Panelから開きます。なお、アイコンやメニューについては、記事「LTspice入門:インターフェース」を参照して下さい。
コントロールパネルのNetlist Optionsタブは、次の様な画面となっています。
(Control Panel: Netlist Options)
Style/Convention
Convert ‘μ’ to ‘u’
このオプションにチェックを入れて有効化すると、’μ’を’u”に変換して、文字化けを解消します。ギリシャ文字は、OSの言語によって2バイトのコード割り当てが異なる場合があるので、文字化けを起こす場合がありますが、このオプションの有効化で、これを解消する事ができます。その為、異なる言語OS上のLTspiceで作成された回路図を開いた場合、文字化けを防げない場合があります。
Reverse comp. order
このオプションは、部品番号が配置した順番の逆に割り振られる機能ですが、現在は無効となっています。
Semiconductor Models
以下のオプションは、通常デフォルトで使用します。独自のモデルやライブラリをLinear Technology社が用意しているデフォルトのものから、敢えて変更したい場合にのみ、チェックを外します。なお、用意されていないデバイスやライブラリについては、自分で用意する必要があります。
Default Devices[*]
このオプションにチェックを入れて有効化すると、デフォルトのデバイスを使用します。
Default Libraries[*]
このオプションにチェックを入れて有効化すると、デフォルトのライブラリが使用されます。
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