2016年7月、LTspiceの最新バージョンLTspice XVIIがリリースされました。
LTspice XVIIは、この記事執筆時点では、Windows版のみの提供となっており、その特徴は次の通りです。
・対応OSは、Windows 7、8、10
・32bitおよび64bitに対応
・マルチモニタ対応で、最新のグラフィック・ライブラリを搭載
・IGBT、ダイオードのソフトリカバリ、ステート・マシンなど新たに改良したモデル方程式を追加
・GUIを改良、ほぼ全てのSPICE構文コマンド用エディタを追加
・文字フォントがUNICODEに対応
特に文字フォントがUNICODEに対応した事により、回路図等に日本語でコメントを入れる事が可能になったのは、日本のユーザーには朗報と言えるでしょう。使い勝手は、LTspice IVから大きく変わってはなさそうですが、今後、LTspice XVII特有の使用方法や機能があったら、記事として取り上げていきたいと思います。
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