SPICE入門:独立電圧源のパルス波設定

独立電圧源(Independent Voltage Source)のパルス波設定について、解説します。

独立電圧源で、パルス波形の設定を行う記述方法は以下の通りです。

Berkeley SPICE2, HSpice, PSpice, XSpice, LTspice
Syntax:
Vxxx n+ n- PULSE( V1 V2 [TD] [TR] [TF] [TPW] [TPER] [NPER] )

V1:パルス・オフ時のイニシャル電圧 [V]
V2:パルス・オン時の電圧 [V]
TD:ディレイ時間(Tdelay) [s]
TR:立ち上がり時間(Trise) [s]
TF:立ち下り時間(Tfall) [s]
TPW:パルス・オン時間(Ton) [s]
TPER:周期時間(Period) [s]
NPER:サイクル数(Ncycles)

Example:
V1 N001 0 PULSE(0 3.3 1m 10n 10n 6u 10u 1000)

LTspice XVIIの回路図では、部品配置のメニューで、

“C:\Users\Username\Documents\LTspiceXVII\lib\sym”

にある、”voltage”を選択します。設定メニューの”Advanced”をクリックすると、上記のパラメータを設定するメニューが表示されるので、設定メニューのFunctionsで、

PULSE(V1 V2 Tdelay Trise Tfall Ton Period Ncycles)

にチェックを入れてると、独立電圧源のパルス波形が使用できます。

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