Eagleの使い方: コントロールパネルとディレクトリ設定

フリーのPCB CADをインストールする方法を以前ご紹介しました。今回はディレクトリの設定方法について取り上げたいと思います。

Eagleを起動するとコントロールパネルと呼ばれる画面が立ち上がります。
eagle_panel_1

コントロールパネルの左側は、ファイル・エクスプローラの様な階層構造を表示するメニューになっていて、以下のもので構成されています。

・Libraries : 部品のライブラリ
・Design Rules:デザインルール
・User Language Programs : ULPと呼ばれるユーザー言語
・Scripts : スクリプト
・CAM Jobs : CAM関連のJob
・Projects : PCBデザインのファイル

これらのメニューには、あらかじめ設定されているPCのディレクトリのファイルしか表示されません。そこで使用に先立って自分用のディレクトリを各々設定しておきます。(ソフトウエア・アップデートで内容が変更されない様に自分オリジナルのファイルは区別しておいた方が良いでしょう。)

上部メニューから、Options → Directries…を選択します。
eagle_dir_setting

ディレクトリ設定のメニューが表示されますので、任意のディレクトリを設定します。”;”で区切ってディレクトリをフルパスで記述して追加していきます。
eagle_dir_menu

上記の例では、C:\eagle下にmy_projなどを各々作っておいて、それらを追加しています。

記入がおわったらOKボタンをクリックして設定を保存します。三角のアイコンをクリックしてみましょう。
eagle_panel_1a

するとディレクトリのメニューで設定しておいたディレクトリが確認できます。
eagle_panel_2

上記の例では、eagleとexamplesはインストール時にデフォルトで生成されたディレクトリで、それらに加えてmy_projとtest_projディレクトリを追加しています。これでCadsoftから供給されたファイルと自分が作ったファイルを明確に分ける事が可能になります。

フォルダはファイルが増えた時、整理して見やすくする効果もありますので、本格的な使用の前に、必ず設定しておきましょう。

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