Eagleの使い方:ERC

これまでEagleの回路図とボード図の設計作業について説明してきましたが、今回からは設計データの検証作業を取り上げていきたいと思います。今回取り上げるERCは、電気的な接続に問題がないかチェックしていく検証です。

この検証は、回路図ウインドウの左下にある”ERC”ボタンをクリックして実施します。
eagle_sch_erc_1

検証作業が終了すると、リストが表示されます。
eagle_erc_errlist_0

ErrorやWarningをマウスでクリックします。
eagle_erc_errlist_1

ErrorやWarning箇所が回路図上で表示されます。
eagle_erc_errsch_1

この例の場合、「JP1に値がない」という警告ですが特に問題ありません。この様に問題がない項目は、”Approve”ボタンをクリックします。そうすると”Errors”や”Warnings”のリストから、その項目がなくなり”Approved”へ移されます。
eagle_erc_errlist_2

この様にERCでは、回路的に疑いがある箇所が表示されますが、問題があるか、ないかは設計者が判断する必要があります。
“Errors”や”Warnings”から項目が全て無くなれば検証終了です。

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