前回までの記事で、類似のデバイスをEagleのライブラリにコピーし、それを元に変更していく事で、新規のデバイスをライブラリに追加する方法を説明しました。今回からは、新規デバイスを一から自分で作成していく方法を説明したいと思います。
デバイスの作成手順
新規にデバイスを作成していく手順は、以下の通りです。
(1)ライブラリ作成に必要な情報を集める
(2)新しいシンボルを作成する
(3)新しいパッケージを作成する
(4)新規デバイスを作成して上記のシンボルとパッケージを登録する
これから数回に分けて、以上のステップを説明していきたいと思います。(2)から(4)は、基本的には、類似のデバイスをEagleのライブラリにコピーした作業と同じですが、シンボルとパッケージを一から自分で描画する事になるので、作図の作業が増える事になります。
必要な情報を集める
まずライブラリに追加するデバイスの情報を集めることから始めましょう。必要な情報は次のものになります。
(1)ピン配置・・・必須
(2)フットパターン・・・必須
(3)部品の機能
ここでは、新日本無線株式会社のオペアンプ”NJU77701″を例にとって説明していきたいと思います。
上記の製品ページで、ライブラリ作成に必要な情報が手に入ります。
このオペアンプは、秋月電子通商でも、取り扱われていて入手性も悪くありません。以前の記事で、秋月電子通商について取り上げていますので、お店に関心がある方は、そちらも合わせてご覧ください。
以上で、ライブラリの作成ステップの(1)まで終了しました。次回以降ステップ(2)から順番に説明していきたいと思います。
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