Eagleのライブラリ:デバイスの登録

前回までEagleの既存シンボルとパッケージから新規シンボルとパッケージを作成しました。新規デバイスを作成して、シンボルとパッケージを登録し、ピンの接続情報等を設定すれば新規デバイスの完成となります。

既存デバイスを利用して、新規デバイスを作成する手順、
(1)類似デバイスをライブラリにコピーする
(2)類似デバイスのシンボルを編集して新しいシンボルを作成する
(3)類似デバイスのパッケージを編集して新しいパッケージを作成する
(4)新規デバイスを作成して上記のシンボルとパッケージを登録する
の最後の(4)の作業という事になります

新規デバイスの作成

ウインドウ上部の”Device”ボタンをクリックします。
eagle_lib_dev_1

設定ウインドウが表示されます。
eagle_lib_dev_2

“New”欄に、新規デバイス名”OP07CP”と記入して”OK”ボタンをクリックします。
eagle_lib_dev_new_1

新規デバイスを作成するか確認されるので、”Yes”ボタンをクリックします。
eagle_lib_dev_new_2

デバイス設定用のウインドウが表示されます。シンボル、パッケージの表示エリア、ピン接続情報の設定エリアなどで構成されています。
eagle_lib_dev_new_3

シンボルの登録

ウインドウ左側の”Add”ボタンをクリックします。
eagle_lib_dev_add_1

シンボル選択のメニューが表示されるので、作成した”OP_OP07CP”を選択します。
eagle_lib_dev_add_2

シンボル表示エリアに配置します。
eagle_lib_dev_add_3

パッケージの登録

ウインドウ下部にある”New”ボタンをクリックします。
eagle_lib_dev_pkgnew_1

作成した新規パッケージ”DIL08-OP07CP”を選択し、”OK”ボタンをクリックします。
eagle_lib_dev_pkgnew_2

ピン接続情報の設定

シンボルの各端子とパッケージのパッド対応を設定すれば、デバイスが完成します。ウインドウ下側の”Connect”ボタンをクリックします。
eagle_lib_dev_con_1

ピン接続情報の設定ウインドウが表示されます。
Pin:回路図シンボルの端子
Pad:パッケージのパッド
の対応するものをマウスで選んで、”Connect”ボタンをクリックします。
eagle_lib_dev_con_2

上記の作業を全てのPinとPadに対して実施していきます。設定状況は、”Connection”欄に表示されます。
eagle_lib_dev_con_3

全ての設定が終わると、緑色のチェック済マークが表示されます。
eagle_lib_dev_con_4

接頭辞等、その他の情報の設定

以上で基本的な設定は終了ですが、接頭辞などの設定を行ってデバイスを仕上げます。

ウインドウの下側にある”Prefix”ボタンをクリックします。
eagle_lib_dev_prefix_1

接頭辞を設定するメニューが表示されるので、任意の接頭辞を記入して”OK”ボタンをクリックします。
eagle_lib_dev_prefix_2

必要ならば、デバイスの概要を説明する欄なども編集して、デバイスの登録作業は終了です。

→その他のEagle関連情報

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