「ひとりメーカー」で「ものづくり」の可能性を示した Bsize

lifehackerに、Bsize代表の八木啓太さんのインタビューが掲載されています。

Bsizeとは?

Bsize Inc.は、代表の八木啓太さんが一人で立ち上げた家電メーカーで、非常にデザイン性の高い家電製品を開発・製造・販売しています。まだ決して大きな会社ではありませんが、これからの「ものづくり」のヒントになると思います。
現時点の主力商品は、グッド・デザイン賞とレッド・ドット・デザイン賞を受賞したLEDデスクライトSTROKEと、ドイツのiFデザイン賞を受賞したワイヤレス充電器RESTになります。
これらは、いずれも彼が1人で起業して始めたプロジェクトで商品化されており、それが「ひとりメーカー」と呼ばれる所以です。
また、STROKEは、同社飛躍のきっかけとなった最初の製品ですが、プロトタイプを100台以上試作するなど「ものづくり」へのこだわりを感じさせます。
Bsizeが一番大事にしているのは、「真・善・美」という考え方で、
・デザインによって世の中を美しくできるか
・テクノロジーによって社会を効率化ができるか
・トータルで社会貢献できるか
の3つを製品化の基準としているそうです。これらの理念は、同社のHPにも書かれています。

「ひとり起業」や「ひとり製造業」が可能な時代に

ITやネット関連の起業の敷居は、以前に比べだいぶ低くなっていますが、「ものづくり」の起業も、大規模システム以外は、徐々に同様の流れになっていくのかも知れません。実際、STORKEの電源ボタンのモックなどは、当初3Dプリンターを活用し、開発費をかけずにプロトタイピング(試作)を進めたそうです。詳しい経緯は、lifehackerのインタビューで語られていますので、是非そちらも、ご一読下さい。
→ lifehacker:Bsize代表 八木啓太さんインダビュー

製品に求められるスペック以上のもの

Bsizeの成功は、「ものづくり」での起業を目指している人にとっても、非常に参考になるでしょう。

Bsize成功から学ぶ「ものづくり」のヒント
・試作のハードルが、3Dプリンター等の普及で下がってきている。
・単純なスペック以上のデザイン性や哲学も、これからは必要。
・Fecebookなどのメディアが販売チャンネル構築の有力ツールとなる。
・「ものづくり」起業が少人数・小資本でも可能な時代に。

ちなみにBsizeは、会社が成長して、もう「ひとりメーカー」ではなく社員さんがいるそうです。今後の更なる飛躍を期待したいと思います。

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