前回のTera Termの紹介記事では、Tera Termの入手とシリアル通信の使い方について説明しました。今回は、Tera TermでTxD以外の出力端子の信号を制御する方法をご紹介したいと思います。
マクロの準備
接続する機器によっては、RS232(シリアル)のDTR、RTS端子を制御する必要があります。Tera Termで、これらの端子を制御する場合は、マクロを使用します。マクロは、拡張子.ttlのテキストファイルで作成します。例としては、以下の様な書式となります。
setdtr 1
setrts 0
この例では、
DTR=1
RTS=0
に設定しています。ちなみに電圧では、
0:H電圧(RS232の場合、正電圧)
1:L電圧(RS232の場合、負電圧)
のレベルになります。
Tera Termマクロの実行
Tera Termを起動後、「コントロール」→「マクロ」を選択します。
マクロのファイルを選択するメニューが表示されます。実行するマクロを選択し、「開く」をクリックします。
問題なくファイルが開けたら、マクロも実行されています。
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