今回は、Jw_cadのレイヤ操作を取り上げたいと思います。
レイヤの選択
レイヤパレットで0からFの文字の囲みが赤色のものが、現在選択されているレイヤおよびレイヤ・グループです。
レイヤの選択は、マウスの右ボタンで行います。この例では、1を選択して選択レイヤを0から1へ変更しました。
各レイヤの状態
1) 何も表示されていない状態:編集不可。非表示。
上記の例で、レイヤ1は編集不可で、表示もされません。
2) 囲み枠が表示されていない状態:編集不可。表示。
上記の例では、レイヤ1は編集不可ですが表示はされます。
3) 番号も枠も表示されている場合:編集可。表示。
上記の例で、レイヤ1は表示され編集も可能です。
なお現在選択されているレイヤは、選択可、表示になります。
レイヤ・グループの操作も同様の方法で行う事が出来ます。
レイヤの表示や編集可の設定
各レイヤの状態は、レイヤのアイコンを左クリックすると変更できます。状態は、クリックごとに以下(1)から(3)の状態が順に切り替わります。
1) 何も表示されていない状態:編集不可。非表示。
2) 囲み枠が表示されていない状態:編集不可。表示。
3) 番号も枠も表示されている場合:編集可。表示。
「All」ボタンをクリックすると、選択レイヤ以外のレイヤについて、上記の変更を一括して行う事ができます。
「All」ボタンをクリックすると選択しているレイヤ0以外は全て状態(1)になります。
次にもう一度「All」ボタンをクリックするとレイヤ0以外が全て状態(2)に変化します。
更にもう一度「All」ボタンをクリックすると、選択しているレイヤ0以外全て状態(3)へ移行します。
レイヤ・グループも同様の操作が可能です。
図面中のレイヤ・オブジェクトの有無
レイヤ・パレットの0からFの文字の上に表示される線で図面中のオブジェクトの有無をチェックする事ができます。
文字の左上側に線がある場合は、該当するレイヤで作図された図形が図中に存在しています。
右上側に線がある場合は、該当するレイヤの文字が図中に存在しています。
従って両方ある場合は、図中に該当するレイヤの図形と文字が存在する事になります。レイヤ・グループも表示は同様です。
レイヤ・リストの表示
レイヤの一覧を表示するには、パレット上で右ボタンのダブルクリックをします。そうすると各レイヤのリストと図面中の作図オブジェクトのイメージが表示されます。
まとめ
以上レイヤの操作方法を中心に説明してきましたが、レイヤ・グループについても同様の方法で操作が行えます。CNC工作で実際に、どの様なレイヤを用意する必要があるかは、別の機会に、ご説明したいと思います。
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