今回は、LTspiceの単位の接頭辞(接尾辞)について取り上げたいと思います。単位の接頭辞(接尾辞)とは、身近なものとしては、k(キロ)などですが、回路設計では、より多くのものを使用します。
なお、kΩといった場合、kは単位の前につく接頭辞と言えますが、LTspiceのマニュアルなどでは、接尾辞=Suffixと表記されているので、接頭辞(接尾辞)と記載しています。
単位の接頭辞(接尾辞)
LTspcieで使用できる、単位の接頭辞(接尾辞)をまとめておきます。
注意が必要なのは、LTspiceでは大文字と小文字を区別しない点です。Mは、メガではなくm=(M)=ミリとして認識されます。
‘u’を’μ’として扱う方法
μは、英字ではないので、’u’を’μ’をして扱う事が多いですが、Windows版LTspiceでは、この設定を有効にする必要があります。
この設定は、”Control Panel”の”Netlist Options”タブで行います。
Convert ‘μ’ to ‘u’にチェックを入れておきます。
Mac版LTspiceでは、デフォルトで’u’は’μ’として扱われます。例として、容量のCapacitance[F]に、”1u”を入力してみます。
‘u’が’μ’として扱われて、回路図上の表示は’μ’となります。
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