LTspiceで配置した部品の定数はプロパティで設定できます。
部品を右クリックすると、プロパティ設定のメニューが表示されるので、そこで定数などの設定を行います。
抵抗のプロパティ
抵抗にマウスカーソルを当てると、”Status Bar”に下図のメッセージが表示されます。
抵抗を右クリックすると、プロパティ設定のメニューが表示されます。
(抵抗のプロパティ設定)
プロパティでは、以下の項目が設定できます。
Resistance[Ω]:抵抗値
Tolerance[%]:精度
Power Rating[W]:電力定格
容量のプロパティ
容量にマウスカーソルを当てると、”Status Bar”に下図のメッセージが表示されます。
容量を右クリックすると、プロパティ設定のメニューが表示されます。
(容量のプロパティ設定)
プロパティでは、以下の項目が設定できます。
Capacitance[F]:容量値
Voltage Rating[V]:電圧定格
RMS Current Rating[A}:電流実効値の定格
Equiv. Series Resistance[Ω]:等価直列抵抗値
Equiv. Series Inductance[H]:等価直列インダクタンス値
Equiv. Parallel Resistance[Ω]:等価並列抵抗値
Equiv. Parallel Capacitance[F]:等価並列容量値
インダクタのプロパティ
インダクタにマウスカーソルを当てると、”Status Bar”に下図のメッセージが表示されます。
インダクタを右クリックすると、プロパティ設定のメニューが表示されます。
(インダクタのプロパティ設定)
プロパティでは、以下の項目が設定できます。
Inductance[H]:インダクタンス値
Peak Current[A]:ピーク電流値
Series Resistance[Ω]:直列抵抗値
Parallel Resistance[Ω]:並列抵抗値
Parallel Capacitance[F]:並列容量値
以上、受動部品ですが、抵抗値、容量値、インダクタンス値以外は省略可能です。また能動部品は、モデルを選択するという形式をとるので、プロパティのメニューは確認のみです。
ダイオードのプロパティ
ダイオードにマウスカーソルを当てると、”Status Bar”に下図のメッセージが表示されます。
ダイオードを右クリックすると、プロパティのメニューが表示されます。
(ダイオードのパラメータ)
プロパティでは、以下の項目が確認できます。設定はできません。
Diode:ダイオードの名前
Manufacturer:製造メーカー
Type:ダイオードの構造タイプ
Average Forwart Current[A]:平均順方向電流
Breakdown Voltage[V]:逆耐圧(ブレークダウン)電圧
MOS FETのプロパティ
MOS FETにマウスカーソルを当てると、”Status Bar”に下図のメッセージが表示されます。
MOS FETを右クリックすると、プロパティのメニューが表示されます。
(MOS FETのプロパティ)
プロパティでは、以下の項目が確認できます。設定はできません。
MOSFET:MOSFETの名前
Manufacturer:製造メーカー
Polarity:MOS FETのタイプ nmos か pmos
Vds[V]:ドレイン-ソース間電圧
Rds(on)[Ω]:オン抵抗
Qgate[C]:ゲート電荷値
BJTのプロパティ
BJTにマウスカーソルを当てると、”Status Bar”に下図のメッセージが表示されます。
BJTを右クリックすると、プロパティのメニューが表示されます。
(BJTのプロパティ)
プロパティでは、以下の項目が確認できます。設定はできません。
Transistor:BJT名
Manufacturer:製造メーカー
Polrarity:BJTのタイプ npn か pnp
Vceo[V]:コレクタ – エミッタ間電圧
Colltector Current[A]:コレクタ電流
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