Eagle 7入門:設定ファイルを利用したDRC

Eagle Ver.7で基板製造業者などが提供するルールファイルを使用してDRCを行う方法について解説します。

ルールファイルの入手

まず、試作を予定している基板製造業者からEagle用のルールファイルを入手します。ここでは、P板.comを例として取り上げたいと思います。
P版.comは国内のプリント試作サービス業者で、過去の記事でも取り上げていますので、P板.comでのプリント基板試作に興味がある方は、そちらも合わせてご覧ください。

P板.com
pban

DRCの設定ファイルは、次のリンク先にあるのでアクセスしましょう。
P板.com:ガーバーデータ出力方法「EAGLE」

drc_pban_dru_1

このページ内に、参考データとしてDRC設定ファイルが置いていあります。ここでは、
・2層板、パターン幅/間隔 0.127mm【標準】pban_5mil-l2.dru
をダウンロードして保存しておきましょう。

DRCの実行

ボード図ウインドウの左側にある、DRCアイコンをクリックします。

(DRC Icon)
eagle720_brd_drc_1

DRC設定メニューが表示されるので、Fileタブのloadボタンをクリックします。

(DRC: File)
eagle720_brd_drc_pcb_1

ファイルを選択するメニューが表示されますので、用意してあるファイルを指定します。

(Load)
eagle720_brd_drc_pcb_2

ルールファイルの内容がロードされます。Checkボタンをクリックして、DRCを実行します。
(Loaded Settings)
eagle720_brd_drc_pcb_3

問題がなければ、ボード図ウインドウの左下にDRC: No errors.と表示されます。

(DRC: No errors.)
eagle720_brd_drc_pcb_4

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