Atmel社のマイコン開発環境、Atmel Studio 7がリリースされました。この記事では、その入手とインストール方法を取り上げたいと思います。
Atmel Studio 7
Amel Studioは、Microsoft社のVisual Studioがベースになっており非常に使いやすい統合開発環境です。この開発環境を導入すれば、全てのAVRマイコンとAtmel SMART MCUsの開発を行う事ができます。
開発環境をインストールするパソコンの要求仕様は、次の通りです。
Supported Operating Systems (32bit and 64bit)
・Windows 7 Service Pack 1, 8/8.1, 10
・Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 or higher
・Windows Server 2012, 2012 R2
Hardware Requirements
・Computer that has a 1.6 GHz or faster processor
・RAM 1 GB(32bit/x86), 2 GB(64bit/x64)
An additional 512 MB RAM if running in a Virtual Machine
・6 GB of available hard disk space
仮想環境(Virtual Machine)の場合は、メモリを多めにする必要があります。
myAtmel Accountの作成
Atmel Studioは、アカウント登録なしでもゲストとしてダウンロードする事ができますが、アップデートや開発リソースを入手するのに、アカウントが必要ですので、ここでは、まずアカウントの登録方法を説明していきます。まず、下記リンクの”Create a myAtmel Account”のページにアクセスします。
→ myAtmel: Create a myAtmel Account
記事執筆時点では、全ての欄に*印があり記入が必要です。記入が完了したら、”Terms of Use”と”Privacy Policy”の同意確認にチェックを入れて、”Submit”ボタンをクリックします。
(Please Confirm Your Registration)
受付がされると上記の画面が表示されます。その後、登録情報に記入したメールアドレスに、次の様なメッセージが届きます。
Dear ####,
You have registered for a myAtmel account with the ####@#### email address. This will be used to log into your myAtmel account.
Now, please verify your account which will return you to the Atmel site where you can complete the process. If the link is not clickable, copy and paste the following URL into your web browser.
[Link]
If you encounter any problems, please contact webmaster@atmel.com with the details.
Regards,
Atmel Corporation
メールに記載された、”Link”をクリックするとmyAtmel Accountが有効化されます。
(Thank You for Creating a myAtmel Account)
以上で、myAtmel Studioのアカウント作成は終了です。
Atmel Studio 7の入手
下記のリンクから、myAtmelにログインします。
ログイン後に表示される画面です。
(What would you like to do next?)
Atmel StudioのOverviewページ(下記リンク)に移動します。
下の方に行くと、”Software and Desctiption”の欄があります。
(Atmel Studio: Overview → Software and Description)
DVDのアイコンをクリックすると、インストーラをダウンロードする事ができます。myAtmelにログインしていない場合は、ゲストとしてダウンロードする画面が表示されます。
(Software Download, Download as a Guest)
ゲストでも同じ様な情報を入力する必要があるので、結局のところ、myAtmel Accountを取得した方が無難です。
myAtmel Accountのインストール
インストーラには、FullバージョンとWebバージョンがあります。インストール手順自体は大きく変わりませんが、Webバージョンは、インターネット接続環境が必要です。
インストーラをダブルクリックするとインストーラが起動します。
エンドユーザー用の使用許諾契約が表示されるので、確認の上、”I agree to the License terms and conditions.”にチェックを入れて、Nextボタンをクリックします。
インストールするターゲットマイコンのシリーズを選択します。通常、全て選択しておいて問題ありません。
拡張機能を選択します。通常、全てを選択しておいて問題ありません。
OSなどの更新状況が十分でないと、System validationがNGになりインストールが中止されます。指示に従って再起動などの処置を行います。この場合、インストールは最初から、やり直しです。
(System validation: Pending system reboot)
System Validationが問題なければ、Installボタンをクリックして先に進みます。
Windwosの「ユーザーアカウント制御」のメッセージが表示された場合は、「はい」ボタンをクリックして先に進みます。
インストールが開始されます。
(Atmel Studio 7: Installing…)
同時に、Visual Studioのインストールも開始されます。
インストール完了の画面です。
デスクトップのアイコンです。3D的なアイコンからフラットデザインのアイコンになった様です。
Atmel Studio 7の開発環境画面です。
以上で、Atmel Studio 7のインストール作業は終了です。
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