LTspice入門:Mac版でのバス配線

LTspice Mac版でバス配線を使用する方法を解説します。

バス配線を作成するには、元となる配線を作図した後、Net Nameでバス配線の設定を行います。回路図上で、右クリックし、Draft→Net Nameを選択します。

(Right Click→Draft→Net Name)
sch_bus_mac_1

バスのネット名を設定します。N本構成のバスの場合、
ネット名[0:N-1]
と設定します。この例では、DIG[0:3]と記入して、4本構成のバスにしています。

(Enter Net Name)
sch_bus_mac_2

バスの構成を確認するメッセージが表示されます。この例では、DIG[0]、DIG[1]、DIG[2]、DIG[3]の4本のバス構成かの確認を求められています。問題なければ、Yesを選択して先に進みます。

(Message)
sch_bus_mac_3

配線にラベルを配置します。

(Bus Label)
sch_bus_mac_4

バス配線から各信号を引き出すには、まずバス上に、But Tapを配置します。回路図上で右クリックして、Draft→Bus Tapを選択します。

(Right Click→Draft→Bus Tap)
sch_bus_mac_5

バス配線に、Bus Tapを配置します。

(Bus Tap)
sch_bus_mac_6

Bus Tapから配線を引き出します。回路図上で右クリックして、Draft→Wiresを選択します。

(Right Click→Draft→Wires)
sch_bus_mac_7

バス配線上のBus Tapから配線を引き出します。

(Bus)
sch_bus_mac_8

再びNet Nameのメニューを表示させて、任意のバス名を入力します。この例では、DIG[0]に設定しています。

(Enter Net Name)
sch_bus_mac_9

バスから引き出した信号線に、Net Nameのラベルを配置します。

(Bus)
sch_bus_mac_10

以上の作業を繰り返して、バス配線を完成させます。

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