LTspice入門:バス配線

LTspiceでバス配線を使用する方法を解説します。

バス配線を作図する手順は、元となる配線を作図しておいてから、ラベルネットでバス配線の設定をします。まず、Label Netアイコンをクリックします。

(Label Net)
sch_bus_win_1

Net Nameのメニューが表示されます。N本のバスを構成する場合、
ラベル名[0:N-1]
と記入します。この例では、4本のバス構成としています。

(Net Name)
sch_bus_win_2

バスの構成の確認メッセージが表示されます。この例では、DIG[0]、DIG[1]、DIG[2]、DIG[3]の4本のバスである事の確認を求められています。問題なければ「はい」をクリックして先に進みます。

(Message)
sch_bus_win_3

バスにする配線にラベルを設定します。

(Bus Label)
sch_bus_win_4

バスから各信号の配線を引き出すには、BUS tapをバス線に配置してから、配線を引き出します。メニューのEdit→Place BUS tapを選択します。

(Place BUS tap)
sch_bus_win_5

バス上に、BUS tapを配置します。

(Bus Tap)
sch_bus_win_6

配線をBUS tapから引き出します。

(Wire)
sch_bus_win_7

バスから引き出した配線に信号名をつける為、Label Netアイコンをクリックして、Net Nameメニューを表示させます。任意の信号名を記入して、OKボタンをクリックします。この例では、DIG[0]に設定しています。

(Net Name)
sch_bus_win_8

バスから引き出した配線に、信号名を設定する事ができました。

(Bus)
sch_bus_win_9

以上の作業を繰り返して、バスを完成させていきます。

→その他のLTspice関連情報

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