LTspice入門:コントロールパネルOperationタブの設定

LTspiceのコントロールパネルでは、様々な設定を行う事ができます。コントロールパネルには、9つのタブがあり各カテゴリの設定メニューがありますが、今回は、Operationタブについて取り上げていきたいと思います。

コントロールパネルは、アイコンかメニューのTool→Control Panelから開きます。なお、アイコンやメニューについては、記事「LTspice入門:インターフェース」を参照して下さい。

コントロールパネルのOperationタブは、次の様な画面となっています。

(Control Panel: Operation)
ltwin_cont_operation_1x

Default Window Tile Pattern[*]
回路図と波形プロットの画面を分割表示する際の分割方向設定です。Horzを選択すると、それぞれ横長のウインドウになり上下に配置されます。Vertを選択すると、それぞれ縦長のウインドウになり左右に配置されます。

Marching Waveforms
このオプションにチェックを入れて有効化すると、シミュレーション中に回路図中の各部をプロービングしてリアルタイムで表示していく事ができます。ただし、PCのリソースが波形表示にも使用されるので、シミュレーション時間が長くなります。

.OPTIONS nomarch

上記の.OPTIONS設定を回路図中に記述する事でも、このMarching Waveformsを無効化する事ができます。

Generate Expanded Listing[*]
このオプションにチェックを入れて有効化すると、SPICE Error Logファイルに、サブサーキット展開を含めたネットリストを記述します。

Save all open files on start of simulation[*]
このオプション設定をYesにすると、LTspiceで開いている全てのファイルを自動保存してから、シミュレーションを実行します。

Automatically delate .raw files[*]
このオプション設定をYesにすると、LTspice終了時に、.rawファイルを自動削除します。

Automatically delate .net files[*]
このオプション設定をYesにすると、LTspice終了時に、.netファイルを自動削除します。

Automatically delate .log files[*]
このオプション設定をYesにすると、LTspice終了時に、.logファイルを自動削除します。

Automatically delate .fft files[*]
このオプション設定をYesにすると、LTspice終了時に、.fftファイルを自動削除します。

RAM for Fast Access Conversion[*]
FileメニューのConvert to Fast Access、あるいは、回路図中に、

.OPTIONS fastaccess

を記述した場合、出力データがFast Access形式になります。このオプションでは、その際に利用するRAMの割合を設定する事ができます。
通常、デフォルトの設定値から変更する必要はありません。

Directory for Temporary Files[*]
LTspiceで生成する一時ファイルを保存するディレクトリを指定します。通常デフォルトの設定値から変更する必要はありません。

→その他のLTspice関連情報

Sponsored Link