LTspiceのコントロールパネルでは、様々な設定を行う事ができます。コントロールパネルには、9つのタブがあり各カテゴリの設定メニューがありますが、今回は、Hacks!タブについて取り上げていきたいと思います。
コントロールパネルは、アイコンかメニューのTool→Control Panelから開きます。なお、アイコンやメニューについては、記事「LTspice入門:インターフェース」を参照して下さい。
コントロールパネルのHacks!タブは、次の様な画面となっています。
Hacks!タブは、元々、Linear Technology社の内部でプログラム開発に使用されていたもので、通常オプションは、デフォルトのままにしておきます。
Latest Convergence Hacks[*]
Linear Technology社のプログラム開発用のオプションメニュー。通常デフォルトのままで使用する。
Show Energy Conservation Check Sum[*]
Linear Technology社のプログラム開発用のオプションメニュー。通常デフォルトのままで使用する。
Trade accuracy for convergence for TSTS[*]
Linear Technology社のプログラム開発用のオプションメニュー。通常デフォルトのままで使用する。
Gate Current
Linear Technology社のプログラム開発用のオプションメニュー。通常デフォルトのままで使用する。
Minimun shunt to main capacitance ratio
Linear Technology社のプログラム開発用のオプションメニュー。通常デフォルトのままで使用する。
Don’t temperature scale JFET Isr[*]
Linear Technology社のプログラム開発用のオプションメニュー。通常デフォルトのままで使用する。
Add GMIN across current sources
Linear Technology社のプログラム開発用のオプションメニュー。通常デフォルトのままで使用する。
Supply a min. inductor damping if no Rpar is given[*]
このオプションにチェックを入れて有効化すると、ダンピング抵抗のないインダクタに自動的に並列にダンピング抵抗が挿入されます。この事によりシミュレーションの収束性が向上します。
Always default inductors Rser = 0
このオプションにチェックを入れて有効化すると、全てのインダクタのRserのデフォルト値が0に設定されます。
Use the clock to reseed the MC invocations
このオプションにチェックを入れて有効化すると、モンテカルロ解析等で乱数を発生するときのシードに時刻を使用します。同じシミュレーションを繰り返し実行する場合、このオプションが有効でないと、シードが変化せず毎回同じ結果となってしまうので、注意が必要です。
Reset to Default Values ボタン
このボタンをクリックすると、Linear Technology社が推奨するデフォルト設定に戻す事ができます。
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