Mac版 LTspiceのコントロールパネルでは、様々な設定を行う事ができます。コントロールパネルには、6つのタブがあり各カテゴリの設定メニューがありますが、今回は、Draftingタブについて取り上げていきたいと思います。
コントロールパネルは、Control Panelのアイコンから開く事ができます。なお、アイコンやメニューについては、記事「LTspice入門:Mac版のインターフェース」を参照して下さい。
コントロールパネルのDraftingタブは、次の様な画面となっています。
Allow direct component pin short
この項目にチェックを入れて有効にすると、部品の端子を短絡する様な配線をする事ができます。デフォルトでは、このオプションは無効で、自動的に短絡状態が修正されます。
Reverse mouse wheel zoom direction
この項目にチェックを入れて有効にすると、マウスのホイールボタンによるズームイン・アウトの設定方向が逆になります。
Line Thickness
この項目では、線の太さを指定する事ができます。
Configure Colors
このボタンをクリックすると、色の設定メニューが表示されます。メニューには、Waveform、Schematic、Netlistの3つのタブがあり、各々設定することができます。
Waveformのタブでは、Selected Itemで色指定する対象を選択します。対象は、Trace V(1)-V(12), Axis, Inactive Axis, Grid, Backgroundの中から選ぶ事が可能です。対象選択後、Red、Green、Blueのスライダを調整して任意の色を設定します。
Schematicのタブでは、Selected Itemで色指定する対象を選択します。対象は、Wires, Junctions, Component Body, Graphic Flag, Component Fill-in, Component Text, Flag Text, SPICE Directive Text, Comment Text, Unconnected Pin, Highlight Color, Grid, Backgroundの中から選ぶ事が可能です。対象選択後、Red、Green、Blueのスライダを調整して任意の色を設定します。
Netlistのタブでは、Selected Itemで色指定する対象を選択します。対象は、Normal Text, Comment Text, Dot Command, Continuation Text, Backgroundの中から選ぶ事が可能です。対象選択後、Red、Green、Blueのスライダを調整して任意の色を設定します。
なお、以上の項目は、Reset to Default Valuesボタンをクリックすることで、デフォルト設定に戻す事ができます。
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