LTspice入門:Mac版のインターフェース

Mac版LTspiceのユーザー・インタフェースを今回は取り上げたいと思います。Mac用のネイティブアプリケーションとして開発されているので、Windowsのインターフェース外観と大きく異なります。

Mac版LTspiceの起動

アプリケーションフォルダのLTspiceアイコンをクリックします。
ltsp_mac_inst_4

アプリケーションが起動すると、メニューが表示されますので、必要に応じて選択します。
Open An Existing Schematic:既存の回路図ファイルを開きます。
Start a new, blank Schematic:新規回路図ファイルを作成します。
More Choices:上記外の作業
ここでは例として、”Start a new, blank Schematic”を選択してみます
ltsp_mac_start_1

回路図が作成され、アプリケーションのウインドウが表示されます。
ltps_mac_window_1

Windwos版と違って非常にシンプルなユーザーインターフェースになっています。

Mac版LTspiceのインタフェース概要

LTspiceのウインドウは、アイコンが3個配置されているだけのシンプルな
ものです。
ltps_mac_window_1

主なメニューは、モニター最上部に表示されるMac OSの”メニューバー”に表示されます。
ltsp_mac_winmnu_0

次項で、メニューバー上に表示されるメニューについて順に見ていきましょう。

Mac OSのメニューバー上のメニュー

メニューバー上には、左から順に、
・LTspice
・File
・Edit
・Window
・Help
のメニューが並んでいます。

ltsp_mac_winmnu_0

LTspice
“LTspice”は、LTspiceの情報や各種設定のメニューです。

ltsp_mac_winmnu_1

About LTspice:ビルド情報などが表示されます
Preference:各種設定
Services:システム環境設定など
Hide LTspice:LTspiceのウインドウを閉じます
Hide Others:LTspice以外のウインドウを閉じます
Show All:起動している全てのアプリのウインドウを表示します
Quit LTspice:LTspiceを終了します

File
“File”は、ファイル操作や印刷関連のメニューです。

ltsp_mac_winmnu_2

New:新規作成
Open…:既存ファイルを開く
Open Recent:最近使ったファイルを開く
Close:ファイルを閉じる
Save…:上書き保存
Save As:名前をつけて保存
Revert to Saved:最後に保存した状態の戻す
Page Setup…:ページ設定
Print…:印刷

Edit
“Edit”は、編集関連のメニューです。

ltsp_mac_winmnu_3

Undo:アンドゥ
Redo:リドゥ
Cut:カット
Copy:コピー
Paste:ペースト
Start Dictation…:音声入力の開始
Special Characters…:絵文字などの特殊入力

Window
“Window”は、ウインドウ表示関連のメニューです。

ltsp_mac_winmnu_4

Minimize:最小化(ドックに入ります)
Zoom:ウインドウの最大サイズ表示
Brig All to Front:全て前面に表示
File List(上図では、Untitledのみ):ファイルのリスト

Help
“Help”は、ヘルプ関連のメニューです。

ltsp_mac_winmnu_5

Search:検索
LTspice Help:ヘルプメニューを開く

ウインドウ中のアイコン

Mac版LTspiceのウインドウに表示されるアイコンは、
・Run
・Halt
・Control Panel
しかありません。

ltps_mac_window_1

Windows版と同じく、アイコンにカーソルを合わせると、説明がポップアップします。
ltsp_mac_msg_1

Mac版のインターフェースのアイコンは少ないです。その為、この他に、”ポップアップ”メニューが用意されていますので、次項で見ていきたいと思います。

ポップアップメニュー

ポップアップメニューは、LTpiceウインドウズ上で右クリックすると表示されます。

ltsp_mac_pop_1

トラックパッドの右クリック操作方法を念のため記載しておきます。
1) control + クリック
2)トラックパッド上に 2 本の指を置いてクリックする
3) 2本指でタップ
設定や機種によって多少違いがあるかも知れませんが、上記の方法でマウスの右クリックと同じ入力になります。

さて肝心のメニュー内容ですが、以下のものがあります。
Run:シミュレーション開始
Halt:シミュレーション停止
View:ビュー操作
Edit:編集
Draft:回路図作図
Draw:図形作図
Hierarchy:階層設計

サブメニューがあるものについて、順に見ていく事にします。

View
表示関連のメニューリストになります。

ltsp_mac_pop_2

Zoom to Fit:描画領域をズーム
Grid Dots:グリッドの表示/非表示
Anchor Points:アンカーポイント表示/非表示
Waveform Data:シミュレーション波形
SPICE Error Log:Spiceのエラーログ
SPICE Netlist:Spiceネットリスト表示
Bill of Materials:部品表の表示
Efficiency Report:効率レポート
Pasete Bitmap:キャプチャ画像の取得

Edit
編集関連のメニューリストになります。

ltsp_mac_pop_3

Move:移動
Drag:ドラッグ(結線関係保持)
Delete:削除
Duplicate:複製
Undo:アンドゥ
Redo:リドゥ

Draft
回路図の作図関連のメニューリストになります。

ltsp_mac_pop_4

Wires:配線の作図
Component:部品の挿入
Net Name:ネットネームの設定
SPICE directive:Spiceコマンドの挿入
Comment Text:コメントの挿入
.op Data Label:.opラベルの配置
Bus Tap:バス線のタップ配置

Draw
図形の描画に関するメニューリストになります。なお、これらは電気的な回路接続はなく単なる絵となります。

ltsp_mac_pop_5

Line:線の描画
Rectangle:四角形の描画
Circule:円の描画
Arc:円弧の描画

Hierarchy
階層設計を行う際に使用するメニューリストになります。

ltsp_mac_pop_6

Open this Sheet’s Symbol:この回路図のシンボルを開く

まとめ

以上、Mac版LTspiceのユーザーインターフェースについて説明してきましたが、アイコン類が非常に少ないのがWindows版との大きな違いとなります。好みにもよりますが、ショートカットキー(ホットキー)を併用するのが無難かも知れません。ショートカットキーについては、次回以降で取り上げたいと思います。

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