前回の記事では、Eagleのライブラリに新規シンボルを作成しました。今回は、新規パッケージの作成方法について説明していきたいと思います。
ライブラリに新規デバイスを追加する手順、
(1)ライブラリ作成に必要な情報を集める
(2)新しいシンボルを作成する
(3)新しいパッケージを作成する
(4)新規デバイスを作成して上記のシンボルとパッケージを登録する
の(3)のステップになります。
パッケージの新規作成
ウインドウ上部にある”Package”ボタンをクリックします。
メニューが表示されるので、”New”欄に任意のパッケージ名を記入します。ここでは例と作成している”NJU77701″のパッケージ名として”SOT-23-5-NJRC”としています。
新規パッケージを作成するか確認されるので、”Yes”をクリックします。
パッド類の配置
Eagleライブラリのパッケージとは、ボード図作成の際に使用するフットパターンの事ですので、最低限パッド類があれば良い事になります。
Eagleにおいては、以下の2つになります。
Pad:リード品などを実装するホール
Smd:表面実装部品様の電極パターン
“Pad”を配置する場合は、ウインドウ左側にある”Pad”ボタンをクリックします。
“Smd”を配置する場合は、ウインドウ左側にある”Smd”ボタンをクリックします。
例として取り上げている”NJU77701″では、”Smd”を配置していく事になります。
“Smd”の場合、位置や形状など細かい設定が必要となりますので、”Info”ボタンをクリックして設定を行います。
“Smd”の設定メニューが表示されます。推奨フットパターンを参考に全てのパッドを仕上げていきます。
グリッドの設定
シンボルの作成と同様にグリッドの設定は、”Grid”ボタンをクリックして行います。
テキストの配置
ウインドウ左側の”Text”ボタンをクリックして、テキストを配置します。
テキスト入力メニューが表示されます。入力後”OK”ボタンをクリックします。
テキストの詳細設定は、”Info”ボタンをクリックして行います。
この例では、”>NAME”を”tNames”レイヤーで置いています。
任意のテキストを配置できますが、以上の様に次のテキストを配置しておくと便利です。
“>NAME”: “tNames”レイヤー
“>VALUE”:”tValues”レイヤー
部品の外形線
部品実装の目安となる様に、部品の外形線も入れておいた方が便利です。
ウインドウ左側の”Wire”ボタンをクリックして、外形線を引いていきます。
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