LTspiceで部品を選択し配置するには、アイコンあるいは”Edit”メニューを使用します。
アイコンによる部品の選択と配置
使用頻度の部品配置等については、アイコンが用意されています。なおアイコン類の配置については、記事「LTspice入門:インターフェース」を参照して下さい。
抵抗、容量、インダクタ(コイル)、ダイオードについては、専用のアイコンがあります。
全ての部品は、”Component”アイコンで選択配置できます。
“Select Component Symbol”メニューが表示されます。目的の部品を選択して回路図に配置する事ができます。
(Select Component Symbol)
Top Directoryに表示されているディレクトリ下のサブディレクトリが、[サブディレクトリ名]で、表示されます。
部品シンボルのサーチパス
部品シンボルのサーチパスは、Top Directoryに表示されているディレクトリで、ここにあるシンボルファイルが参照可能で回路図に挿入する事ができます。Top Directoryは、リストになっており通常、下記の場所が選択可能です。
1) C:\Program Files\LTC\LTspiceIV\lib\sym
LTspiceをインストールした場所の\lib\symを参照します。インストール時にデフォルト設定から変更していると、その際に指定した場所になります。
2) 作成している回路図が置かれているディレクトリ
回路図で使用する部品のシンボルを以下のどちらかの場所に置いておきましょう。
1) C:\Program Files\LTC\LTspiceIV\lib\sym\my_sym
任意のディレクトリ名(この例ではmy_sym)を\sym下に作成して、ここに自分用のシンボルファイルを置いておきます。
なおディレクトリを分けるのは、
・リニアテクノロジー提供のシンボルと区別ができる様にする為
・アップデートの影響などを避ける為
です。(推奨しませんが、原理的には、直接\sym下に自分の作成したシンボルを置く事は可能です。)
2) 作成している回路図が置かれているディレクトリ
単純な方法ですが非常に無難で、以下の様なメリットが挙げられます。
・過去の回路図を開くときも、間違いがない
・設計者間でデータを受渡しする際に、便利で間違いがない
ここでは、とりあえず(2)を推奨しておきたいと思いますが、状況によって適した方法をとれば良いでしょう。
部品の配置
部品の配置は、前述のアイコンをクリックすると部品配置モードになります。
配置したい場所でクリックすると確定します。
(抵抗の配置確定)
この例では抵抗ですが、その他の部品も操作手順は変わりません。また部品配置モードからは、右クリックか”Esc”キーで抜ける事ができます。
Editメニューによる部品の選択と配置
以上アイコンでの部品選択と配置について説明してきましたが、ウインドウ上部の”Edit”メニューでも同様の操作が行えます。
(Edit Menu)
なお操作手順は、アイコンの場合と変わりありません。
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