LTspiceでは、算術関数を利用してモンテカルロ解析を行う事ができます。
算術関数の利用
LTspiceでは自動でモンテカルロ解析を行うメニューがありません。よって次の手順で解析を行います。
(1) 素子の値を、素子ばらつきを表す算術関数で指定する。
(2) パラメトリック解析をN回試行する。
下記の例は、抵抗分圧回路です。抵抗値10kΩのばらつきがσ=33の正規分布だと仮定します。
“.step param N 1 100 1″の変数Nは、実際に回路中では使用していませんが、シミュレーションをN=100回試行する為の仮変数です。以上の設定をしてDCスイープのシミュレーションを実行すると結果が得られます。
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