今回は、Atmel Studioのデバッグ操作について説明していきたいと思います。
なおデバッガの設定については、次の記事を参考にして下さい。
・debugWIREのデバッグ設定
・JTAGのデバッグ設定
ブレークポイントの設定
ブレークポイントの設定は、コード表示の左側をクリックすると設定できます。
(Breakpoint)
ブレークポイントは、クリック毎に設定/解除されます。
“Debug”メニュー
“Debug”メニューに、デバッグ関連のコマンドがあります。
(Debug Menu)
好みにもよりますが、デバッグ関連の操作は、アイコンかショートカットキーを利用した方が楽だと思いますので、以下それらを中心に説明していきます。
デバッグ関連のアイコン
デバッグ関連のアイコンは、アイコンエリアの下段中央付近に並べられています。
(Debug Icon)
使用できないアイコンはグレーになっていますが、デバッグを開始すると使用できるようになります。
(Debug Icon, Debugging)
デバッグ関連のアイコンとショートカットキーを以下に整理しておきます。
デバッグ開始/終了関連アイコン(ショートカットキー)
Start Debugging and Break (Alt+F5)
Stop Debugging (Ctrl+Shift+F5)
Show Next Statement (Alt+Num*)
Break All (Ctrl+F5)
Start Debugging/Continue (F5)
ステップ関連アイコン(ショートカットキー)
Quick Watch (Shift+F9)
Step Into (F11)
Step Over (F10)
Step Out (Shift+F11)
Run To Cursor (Ctrl+F10)
Reset (Shift+F5)
状態表示関連アイコン(ショートカットキー)
Hexadecimal Display
Data Breakpoints
Disassmbly (Alt+8)
Registers (Alt+5)
Memory1 (Alt+6)
Processor View
I/O View
ビルド関連アイコン(ショートカットキー)
Build
Build Solution (F7)
Cancel (Ctr+Breakl)
デバッグの開始と終了
デバッグの開始は、”Start Debugging”や”Start Debugging and Break”で行えます。
“Stop Debugging”でデバッグモードを終了する事ができます。
(Stop Debugging)
なお、debugWIRE経由のデバッグの場合は、デバッグ開始と終了に少々手間を要するので、記事「debugWIREのデバッグ設定」を、ご確認ください。
まとめ
以上デバッグ操作について見てきましたが、Atmel Studioは、Visual Studioベースといく事もあり、非常に操作しやすいと思います。
(Atmel Studio Window, Debugging)
(Atmel)マイコンの使用経験がない方は、おそらくターゲットデバイスとデバッガの接続で手間取りやすいと思いますので、別の記事で説明したいと思います。この点については、LPCXpressoの様なデバッガ・ターゲット一体基板の方が、初心者には優しいでしょう。
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