前回のEagle関連記事では、Eagleのライブラリに新規デバイス追加する手順とデバイス作成に必要な情報について取り上げました。今回は、新規シンボルの作成方法について説明していきたいと思います。
ライブラリに新規デバイスを追加する手順、
(1)ライブラリ作成に必要な情報を集める
(2)新しいシンボルを作成する
(3)新しいパッケージを作成する
(4)新規デバイスを作成して上記のシンボルとパッケージを登録する
の(2)となります。
ライブラリに新規シンボルを作成する
まずライブラリに新規シンボルを作成しましょう。ウインドウ上部の”Symbol”ボタンをクリックします。
メニューが表示されます。”New”欄に新規作成するシンボル名として”OP_NJU77701″と記入し、”OK”をクリックします。
新規作成するか確認されるので、”Yes”ボタンをクリックします。
シンボルを描画していく準備が整ったので作業に入ります。
シンボルの描画
シンボルを描画していきます。シンボルの書き方は自由ですが、ここで例として取り上げている”NJU77701″は、オペアンプなので、通常よく見る三角形のシンボルを描いていきます。
この時、ウインドウ上部には”Wire”の描画モードの設定ボタンが表示されます。
シンボルの外形を描画していきます。クリックで方向転換、ダブルクリックで終了で、回路図やボード図の”Wire”の操作方法に類似しています。
ピンの配置
シンボルの外形を書き終わったら、次にピンを配置します。ウインドウ左側の”Pin”ボタンをクリックします。
この時、ウインドウ上部にはピン形状などを設定するボタンが表示されます。
ピンの詳細な設定は、ウインドウ左側の”Info”ボタンをクリックして行います。
詳細設定のメニューが表示されます。必須項目はピン名”Name”です。その他は必要に応じて設定しておきます。
テキストの配置
シンボルは、最低限ピンが配置されていれば問題ありませんが、設計する際に判りやすいようにテキストも配置しておきましょう。
テキストの挿入は、ウインドウ左側の”Text”ボタンをクリックして行います。
設定したいテキストをクリックすると、設定メニューが表示されます。
グリッド設定
グリッド設定できますが、ピン配置の際は、良く使う粗めのグリッド設定にしておきましょう。
“Grid”ボタンをクリックして、グリッドの設定を行います。
オブジェクトの移動
テキストや描画オブジェクトの移動は、回路図やボード図の操作と類似しています。
Sponsored Link