LTspice入門:Mac版シンボル作例〜既存シンボルから作成

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Mac版LTspiceのシンボル作成方法として最も簡単な方法は、既にあるシンボルを利用して別名で保存し、必要に応じて変更を加える方法です。

手順としては、次の様になります。
1) LTspiceに付属するシンボルを利用する場合は、対象ファイルを編集権限のあるディレクトリにコピーする。
2) 元となるシンボルファイルを開く
3) 別名で保存する
4) 必要に応じて編集する
5) Attribute Editorで属性を変更する

LTspcieに付属しているシンボルファイルを利用する場合

アプリケーションは、.appにバンドルされており通常アクセスできません。事前に、必要なファイルを取り出して編集権限のあるフォルダに保存します。ターミナル(端末)かMacのFinderを使用します。ここでは、”Finder”を利用した方法を取り上げます

FinderでLTspiceを表示し、マウスの右クリックで表示されるメニューの「パッケージの内容を表示」を選択します。

(Finder→パッケージの内容を表示)
ltsp_mac_sym_copy_1

この操作で、LTspice.appの中にアクセスする事ができます。

(LTspice.appの中)
ltsp_mac_sym_copy_2

必要なシンボルファイルをコピーします。ここでは、”opamp2″をコピーして利用する事にします。

(シンボルファイルのコピー)
ltsp_mac_sym_copy_3

アクセス権のある任意のフォルダにコピーします。

(任意のフォルダにコピー)
ltsp_mac_sym_copy_4

コピーしたシンボルファイルをLTspiceで開いて確認してみます。

(Symbol:opamp2)
ltsp_mac_mksym_myopamp1_1
これを元に新しいシンボルを作成する事ができます。ここまでは、LTspiceに付属しているシンボルを利用する場合に必要になる事前作業です。

別名で保存後、必要に応じて変更を加える

開いたファイルを別名で保存します。”File”→”Save As”を選択します。

(File→Save As)
ltsp_mac_mksym_myopamp1_2a

任意のファイル名を指定して、”Save”ボタンをクリックします。この例では、”my_opamp_1″としました。

(File Name = my_opamp_1)
ltsp_mac_mksym_myopamp1_2b

なお手順(2)から(4)については、今までの記事を参考にして行ってください。今回は(5)Attribute Editorによる設定について大体の流れを説明します。

“Right Click”→”View”→”Attribute Table”を選択します。

(R Click→View→Attribute Table)
ltsp_mac_mksym_myopamp1_3

“Attribute Editor”が起動します。

(Attribute Editor)
ltsp_mac_mksym_myopamp1_4

この例では、”Value”の値のみを変更します。

(Attribute Editor→Value)
ltsp_mac_mksym_myopamp1_5

“opamp2″を”my_opamp_1″に変更します。

(Value = my_opamp_1)
ltsp_mac_mksym_myopamp1_6

シンボル中の”Value”の表示も変更に対応して変わっているのが確認できます。

(Symbol View)
ltsp_mac_mksym_myopamp1_8

必要な編集が終わったら、”File”→”Save…”で上書き保存します。

(File→Save…)
ltsp_mac_mksym_myopamp1_9

既存シンボルファイルを利用して新しいシンボルを作成する場合は、
・図形の作図やピンの調整
・Symbol Attribute Editorによる属性の設定
の2つが必要になります。なお”Symbol Attribute Editor”による設定は、目的によって異なり、難しい点が幾つかあるので別の機会に詳しく説明したいと思います。上記の例では、オリジナルのopamp2と名前が違う以外は同じものが出来上がる事になります。

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