Eagle 7入門:LTspiceとの連携 – Export

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Eagle Ver.7には、LTspiceとの連携機能があります。今回は、この機能の内、Eagleの回路図をLTspiceの回路図にExport(出力)する機能を取り上げたいと思います。

Eagleの回路図設計

Eagle Ver.7でLTspiceへ回路図をExport(出力)する場合、管理者権限が必要になる場合があるので、管理者権限でEagleを起動します。

(Run Eagle as an Administrator)
eagle720_ltspice_a_0

この例では、Libraries/ltspice下の部品を使用します。

(Libraries/ltspice)
eagle720_ltspice_1

ウインドウ左側にあるAddアイコンをクリックします。

(Add Icon)
eagle720_ltspice_2

この例では、Linear Technology社のスイッチング・レギュレーター LTC3564の推奨回路を設計していきます。

(Add LTC3564S5)
eagle720_ltspice_3

LTC3564S5を配置します。

(Place LTC3564S5)
eagle720_ltspice_4

電源を配置します。

(Add VOLTAGE)
eagle720_ltspice_5

グラウンド(0電圧)を配置します。

(Add 0)
eagle720_ltspice_6

他の受動部品を追加していきます。

(Place Parts)
eagle720_ltspice_7

インダクタを配置します。

(Add IND)
eagle720_ltspice_8

容量を配置します。

(Add CAP)
eagle720_ltspice_9

ここまでに配置した部品です。

(Place Parts)
eagle720_ltspice_10

抵抗を配置します。

(Add RES)
eagle720_ltspice_11

部品のプロパティ設定は、ウインドウ左側のInfoアイコンをクリックして行います。少しわかりにくいですが、部品の+印がある場所を左クリックすることでプロパティ設定メニューを表示する事が出来ます。

(Left-click to select object to get info for)
eagle720_ltspice_12

抵抗のプロパティ設定メニューです。

(Properties)
eagle720_ltspice_13

この例では、全ての部品を推奨回路の定数に設定しています。

(Example Schematic for LTspice)
eagle720_ltspice_14

以上で回路図自体の設計が終了したので、Export(出力)の作業に移っていきます。

LTspiceへのExport

回路が完成したら、ウインドウ上部にある、LTC Spice→Exportを選択します。

(Schematic, LTC Spice→Export)
eagle720_ltspice_15

LTspiceのライブラリにシンボルがない場合等には、次のメッセージが表示されますが、OKボタンをクリックして先に進みます。なお、管理者権限で起動していないと以下の作業が上手くいかない場合があります。

(ltspice.ulp Message)
eagle720_ltspice_a_1

Eagleのライブラリが開きます。まず、この部品をLTspiceのライブラリにExport(出力)する必要があります。

(Ltspice, *.lbr)
eagle720_ltspice_a_2

ウインドウ上部のLTC spice→Exportを選択します。

(Library, LTC spice→Export)
eagle720_ltspice_a_3

Export(出力)する対象を選択するメニューが表示されます。この例では、LTC3564のみをExport(出力)の対象にする設定を選択しています。

(Eagle-LTspice Setup)
eagle720_ltspice_a_4

Export内容を確認するメッセージが表示されます。OKボタンをクリックして先に進みます。

(Eagle: ulpmessage.ulp)
eagle720_ltspice_a_5

以上で、シンボルのExport(出力)は終了です。再び回路図に戻ってExport(出力)作業の続きを行います。ウインドウ上部のLTC spice→Exportを選択します。

(Schematic, LTC spice→Export)
eagle720_ltspice_15

Eagleの回路図がLTspiceの回路図にExport(出力)されます。以降は、Eagleでの作業ではなく、Exportコマンドで生成されたLTspiceでの作業になります。

(LTspice IV, *.asc)
eagle720_ltspice_17

なお、LTspiceの回路図は、プロジェクトディレクトリ中に出力されています。

LTspiceでのシミュレーション

Export後、LTspiceの回路図で実際にシミュレーションを行う事が出来ますが、若干、定数表示のずれなどが生じる場合があるので、LTspiceのMoveコマンドで整理します。

(Move Icon)
eagle720_ltspice_19

Spiceのコマンド設定等を追加してシミュレーション可能な回路に仕上げます。

(LTspice Schematic Example)
eagle720_ltspice_20

LTspiceのRunアイコンをクリックして、シミュレーションを開始します。

(Run Icon)
eagle720_ltspice_22

シミュレーションの結果が表示されます。この例では過渡解析を行っていますが、LTC3564が起動して一定電圧になる様子を確認できます。

(Simulation Result)
eagle720_ltspice_23

以上が、EagleとLTspiceの連携機能の一つであるExportの使用方法です。LTspiceの使い方については、LTspice関連情報のページにまとめてありますので、参考にしてみて下さい。

(LTspice Window)
eagle720_ltspice_21

→その他のEagle関連情報

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